PSソロ紀行

PS250で行く初老お爺のソロ紀行譚

#27■PSの終活

愛車の老後が心配になってきた。

我が愛車も既に14歳。
車体の肌は荒れ、打ち身に捻挫は各所にあるが、これまで致命的な怪我はない。

敢えて言うとアキレス腱断裂(タイミングベルト切れ)と眼底骨折(転倒によるウインカー破損)くらいか?

バイクの整備は基本、ホンダウイングに持ってって純正部品で対応して貰っちょった。

じゃが、今回交換出来んパーツが出てきた。
なんと、メーカーの在庫切れ!

バイク屋曰く、いずれはどの車種にも訪れる宿命らしいが、人気の「ある」「なし」で寿命に違いがでるらしい。

人気があるバイクは売れる。
新車でも中古でも人気があるモンは売れる。
バイク屋だって売れるモンを販売したい。

新車じゃったら問題なく販売出来るじゃろーが、中古や旧車じゃったらどうじゃろう?
必ず、メンテが必要になる。

例えば、故障したマッハIIなら?ZEPHYRなら?
販売すれば高値で即売確定じゃけー、販売店は間違いなく整備する筈。
個人であっても、廃車バイクを買い取って修理して乗るモンもおる。

そーなると交換パーツが必要となり、どんどん在庫が消費されていく。
型式の新しい車両ならパーツが追加されていくけー心配ないんじゃけど、旧車の場合は奪い合いになるわなー。
なくなったらそれでゲームセットじゃからな。

先程話した様に人気車種は売れる。
PS250は2004年6月に発売開始され、2007年8月には生産終了。
生産期間は僅か3年。
それでも短いのに、丸目2灯は2005年12月マイチェン後のプレミア車体。
なんで実質2年間の生産って訳。

年間予定生産数は4000台。
実際はそれよりかなり少なかったらしーが、それでも単純計算で最大8000台。

現在の登録数はどん位じゃろ?
部品の再販は絶望的じゃし、廃車がなけりゃパーツ取りもできん。

現在必要としているのは膝(リアサス)と足の裏(サイドスタンド)


錆びて穴が空いた。

いつ壊れてもおかしくない状況じゃが、こいつの在庫がない。

社外品っちゅー手もあるけど、PSのスタンドにはキルスイッチが連動されちょるから困りモンなんよねー。

リアサスは400mm~415mmなら取り付け可能らしいが、このサイズがなかなかないんよねー。
シルバーウイング用の425mmってのがあるらしいが、25mm差は厳しいかのー?

メルカリかヤフオクでパーツが出るのを待つか?