PSソロ紀行

PS250で行く初老お爺のソロ紀行譚

#30■冬ツー行ってみた(3/3)

冬ツーのミッションはこれにて終了。

帰路に就こうと思ったんじゃが、時刻はまだ13時過ぎ。
帰宅には少々早いんでちょっと寄り道する事にした。

午前中寒かったけー?マップで「近くの温泉」をググってみる。

湯迫温泉・湯谷温泉小浜温泉・上津井温泉・美又温泉・湯泡温泉・温泉津温泉etc・・・
ここらは温泉地帯みたいじゃわ。

自分的にヒットしたんが大田市温泉津温泉

絵的に凄い。(HP画像を拝借)
ちなみに「温泉=ゆのつ」と読むらしい。

かなぎウエスタンライディングパークからは約40分。
山間部をひた走り、暫くすると海に出た。
多分、9号線?
ナビ頼りで走っちょると自分がどこおるか判らんな。

ここ温泉入口?

・・・かと思ったら駅でした。

JAが併設の駅。


廃線レベルに人がおらん。

駅から程なく温泉街を発見。

いい雰囲気。
良い意味でひなびた温泉街


大正~昭和初期を思わせる建物たち。


おしゃれな喫茶店?人気(ひとけ)はない。


この通りもかつては人で賑わっちょったんじゃろな。


土産屋さんじゃろーか?


旅館っぽいが廃業したんか?


民家もレトロ。


地元民も観光客もおらん。


理髪店もレトロ調。


和菓子店?

通りの奥に目的地の温泉があった。


元湯と、


薬師湯が近い位置にある。


元湯向かいの駐車場にバイクを駐車し、薬師湯→元湯の順に入る事にする。

バイクを止め薬師湯に向かってると・・・
あれ?元湯のおばちゃんが何やら叫んでる。

怒鳴り声に通行人(観光客?)も振り返る。
「え?私たち?」みたいなリアクション。
突然の出来事に驚いている様子。
が・・・

😡「はぁ?あんたらじゃない!そこのお兄さん!」

ん?
お兄さんって?俺か?俺を呼んじょるんか?

何じゃろ?

呼ばれた方に行ってみると、元湯のおばちゃんが・・・

😡「薬師湯に行くならここに駐車しないで。ここは元湯の駐車場!」

大声で怒鳴られる。

あっ!元湯専用の駐車場だったのか?!
気付かんかったよ。
スミマセン😢⤵️⤵️
でも、何でそんなに高圧的なん?

😰「後で元湯にも入るつもりなんですけど?ダメですか?」

😡「薬師湯に行くなら薬師湯の駐車場に止めて!」

😰「・・・はぁ、そうですか。すみませんでした。」

そういう決まりならしゃーない。
頭を下げバイクを移動する。
僅か10m先の薬師湯駐車場まで・・・

移動を終えて再び薬師湯に向かうが、元湯前を通過した時、チラッとおばちゃんを見る。

うわぁ!こっち睨んじょるわー!
怖えー!私が悪ぅございましたー!

・・・でもね。
でも言わせてくれ!

温泉街の顔になるモンが、お客に対してその態度はダメでしょ?

それとね。
ルールを守らんにゃイケんのは分かるけど・・・それでも敢えて言うと、融通はきかんのかな?

ここは風呂を移動する度に、いちいち数メートルの距離を移動させんとダメなんかい?

観光地の目玉エリアで「ここは自分の駐車場」「ここを利用せん奴は停めるな」なんて高圧な態度とっちょったら、お客を不快にさせるだけでよ。

自分は気がすむかもしれんが、地域は廃れていくよ・・・って、観光協会に言いたい。

結局、元湯に行く気は失せてもーたわ。

ブルーな気分は薬師湯で洗い流そう。

薬師湯は超レトロな建物。

温泉街のモニュメント的な存在だ。


カフェも併設されてる。平日は休みか?

御免ください!

😊「いらっしゃいませ!」

迎えてくれたのは若いおねーさん。
マスク越しだかかなりの美人と見た。
テンプレ対応であるものの、親切で明るい笑顔。
人柄の良さに癒される。
これが本来のサービスって奴でしょ?

一通り説明を受けた後、もしかしたら?と頼み事をしてみる。
実は、金城を出発した後からバイクのUSB電源の調子が悪く、携帯が充電されずにいた。
温泉津に到着した時にはすでにシャットダウン。
そこで、おねーさんに携帯の充電を頼んでみた。

😊「いいですよー!」
即OKの神対応だよ。
素晴らしい!

後々の出来事になるが、脱衣室に張り付けてあった新聞記事からこの女性の名前が判明。
にも関わらず自分は2度2種類の名前の呼び間違えをしてしまった。
失礼極まりない話だが、この女性は笑って応対してくれた。

こうゆう人が温泉街を支えちょるんじゃね。
足を引っ張る奴もおれば、こんな人もおって、それでバランスがとれるんかな?

それでは、お風呂いただきます♨️

ぽちゃーーーん😌

ふぅーー♨️☀️
最高でした!
画像はないけど、自分史上で5本指に入るくらいえー風呂とお湯。

風呂も浴槽も決して広くはない。
5人も入れば一杯になるだろう。
シャンプーやリンスはおろか石鹸すらない。
最近見かけない「昔ながらの風呂屋」じゃが、泉質は別格。

赤茶色の湯は濃いんじゃけどサッパリ感があって、ぬるみはない。
温度はやや高めじゃから、逆上せんよーにせんとな。
滴が口に入ると独特のしょっぱい苦味がした。
ちょっと飲めんかなー。

そーいや、源泉が近いのに温泉地によくある硫黄臭がせんな?

始めから浴室は貸し切り状態だったが、暫くするとお客さんが1人やって来た。
観光客?地元民?
風呂に浸かり5分もすると出ていった。
熱すぎた訳じゃないやろが、こういう入り方する温泉なんじゃろか?

風呂から上がると携帯の充電か20%まで回復してたので、お礼を言って館内の写真を撮ってみた。





1階 番台には美人おねーさん


2階から3階に続く階段が素晴らしかったのだが写真が撮れてなかった。

3階から屋上に出る。


休憩スペースになってます。


景色はイマイチかな?

ここでゆっくりしたいトコじゃが、出発が遅れると暗くなってしまうので薬師湯を後にする。

また来るね。おねーさん!


温泉津温泉の観光案内所。



ここからの景色は最高。
地元民にとっては何んて事ない普通の景色なんじゃろーね。

さて、現在時刻は16時前。
ナビで調べると自宅までは4時間かかるみたい。

こりゃ到着は暗くなるのー。


川本の道の駅。閉店前か?

辺りは段々と暗くなり寒くなってきた。
来た時の防寒スタイルになる。
さっきまであんなに暖ったかかったのに・・・
気温は5℃を下回った。

ここからは正に修行。
夜道をひたすら走る、走る、走る。

ぶっ続けで2時間強走り続け、19時前に自宅に到着。

今回のツーリング。
後半は辛かったものの、結構えー走りが出来たと思う。
ただ季節が季節だけに、他のバイカーとすれ違う事はなかったのー。

来年は北ツー計画もあるんで、バイクを整備した後、試しツーリングをしようと思う。

次回(4月以降かな?)にご期待あれ!