PSソロ紀行

PS250で行く初老お爺のソロ紀行譚

#74■北ツー(6日目)

7/18(土)
おはようございます☀️🙋❗
宗谷の朝です。

やっぱし北海道は夜明けが早い。
明るくなって目が覚めて、時計を見たら4時前。
そんな日々ですな。

天候は?

今日も曇りから1日が始まりまる。

今日は、礼文島に行く予定。
1便のフェリーに乗らんなゃイケんけー、早々に撤収するわー。
幸いにも、

テントに結露もなく、撤収は難なく済みそう。

バイクに荷物を積載し、稚内港に向かいますわー。

6時前に乗り場に到着。

乗船手続きをする。


綺麗なターミナルじゃのー。

目指すは礼文島の香深港。
チケットを買ってバイクに戻ると、

スタンドプレートが外れかかっちょった。
危なっ!

乗船するフェリーは、既にスタンバイしちょる。

「サイプリア宗谷」?
段々と日も差してきた。

ドキドキ💓すんなー。

乗船の時間がやって参りました。

転倒しない様、慎重に乗船するわー。
定位置に駐車する。
バイクから客席に向かうが、振り返ると・・・

ん?
ワシの愛車が、

メチャメチャ縛られてる。

そんだけ揺れるっちゅー事かの?
こんなに拘束されるんは初めてじゃな。
それにしても、

乗船少ないのー?

客席に向かうわー。


おっ!


メチャメチャ綺麗な船じゃないの。







新日本海フェリーより遥かに綺麗じゃな。










王様エリアはどんだけ凄いんじゃろ?

レストランはないけど、

売店はあるのー。

なかなかの、

品揃え。
デッキは、


割りと普通。





Wi-Fi繋がるな。

取り敢えず、喫煙所近くの席をキープして、

グローの充電に、

昨晩余ったおにぎりで朝食。

そして、一服するわー。

北ツーを始めてから、バイクキー行方不明事件が多発してるから、

このポケットをお前の定位置とするわー。

今からの乗船?

早よせんにゃ乗り遅れるでー。

サイドデッキに出てみる。



おっ!

晴れてきた?

再び、オープンデッキに戻る。

稚内市内が見える。

綺麗じゃのー。

出港の時間ですな。
59㎞、1時間半弱の船旅ですわー。

フラップこの状態で行くんじゃね。

稚内がちんまくなって行く。

向かう先には、

ワクワクしか待っちょらんわー。

1時間もすると、

島陰か見えて来た。
あれが礼文島か?

下船連絡が入ったんで、バイクに戻るわー。

おーーーPSよ!
何んか悪さでもしたんかい?
一番に乗り込んだんで先頭ですわ。

乗り込んだバイクは、

4台のみかー。
車も少ないのー。
気温は、

特別寒い訳でもないな。

到着したかも?
フラップが徐々に降りてくんじゃけど、

フラップが完全に降りんうちに、

お客が降りていく。

離島ならではの「ま、えーやろ」っちゅー奴かね?

そして遂に、礼文島上陸じゃー!

入れ替わるように礼文を去っていくライダー達。

明日はワシが去っていく側になるんじゃのー😂

ちなみに、礼文は小さい島じゃから香深から南端までは僅か10分。
北端まででも25分あれば到着する。

まずは南エリアから攻めてくわー。
香深港を左折し、


小高い丘を登ると、

「北のカナリアパーク」到着。
吉永小百合が主演した映画のセットがそのまま保存されてちょる。
架空の校舎。

朝早いんで、隣接する施設はやっちょらみたい。

映画見た事ないけー解らんが、

昭和の学園ものみたい。

映画のセットが展示されてる。




見覚えのある懐かしい小道具が並ぶ。
昭和4・50年代くらいか?






ん?

これは違うじゃろ?

まぁここは、

景色の良くて、

インスタ映えする、

観光施設?で、ワシ好みじゃないかなー。
本物の廃校が近くにあるらしいんで、後で行ってみよう。

ライダーはもれなく「端」が好き。
なんで、礼文島最南端に行ってみる。

南端の小さな集落を越えると、

行き止まり。

ここが最南端?

誰もおらん駐車場にバイクを駐車し、歩いて進もうと思もーたが、

行っちゃイケんよーな雰囲気。

凄い崖じゃな。

ここを最南端とするわー。

香深港方面に向かう帰路に・・・これが廃校か?

割りと近代的?っちゅーかホンマに校舎?
さっきのセットの方が礼文らしい。
写真を撮っちょると、地元の方が声を掛けてきた。
仕事終わりのウニ漁師らしい。
頼んでもいないのに(?)色々教えてくれる。

やっぱここは元学校じゃったらしい。
廃校後に解体する計画じゃったらしいが、建物がまだ新しいちゅー事で住民が反対し、今は避難所として活用されちょるみたい。

そして漁師情報。
今年は礼文産のウニは不漁らしい。
おらん訳じゃのーて、ワカメが豊作?豊漁?なんでワカメに隠れてウニが収穫しにくいとの事。
バフンウニなんかは島内でも提供されちょらんらしい。
バフンウニ食いたかったのー。
なんて雑談をしちょってたら随分時間が経った。
すみません😢⤵️⤵️先を急ぐんで・・
記念にパチリ。

漁師さん、お達者で。

「桃岩」って言う奇岩?があるらしいので行ってみる。
今度は、香深港付近から山方向へと進む。


ここから上に登んの?

急勾配じゃったから、

一旦はバイクを置いて徒歩で登りかけたが、

流石に距離があるけー引き返して、バイクにて進む事にした。

コレコレ!この景色。

求めちょったんはコレよ。

えーね👍️

程なくして、小さな駐車場に到着。
案内所やトイレがあって駐車は無料。
観光客に優しい島。
ここからはバイクを置いて徒歩で登る。

そこそこ急な坂道を、

ひたすら登る。

思ったより距離あるわー。

遊歩道?

なるほど!
遊歩道が島内を横断しちょるんか。

ん?

コレが桃岩?

遊歩道を南へ進むとアングルが変わり、

おーーーーっ!

なんちゅー景色じゃ!

絶景じゃね。
「桃岩展望台」

更に南へ進むわー。

落ちたらサヨナラじゃな。


桃岩ってパワーあんなー。


綺麗な景色。






このカリフラワーみたいなの何じゃろ?
有名な花?

稜線を渡る遊歩道。




結構、滑るぅー。

港が見える。

港側から桃岩が見れるんかの?
丘が綺麗じゃな。


ちょっと進むだけで、
景色がコロコロ変わる。

大満足っす。

駐車場に戻る道なり。

海が見える抜けは最高。

バイクに戻り港方面に下ってく途中で、新桃岩トンネルに入る。
結構新しいトンネル。

トンネル出口を右折すると、

「メノウ浜」に「地蔵岩」

メノウ浜は、


綺麗な浜やけどメノウはないわー。
代わりに、

カニ見っけ。

地蔵岩は、

迫力あるわー。



地蔵感が何処にあるかは解らんがな。

桃岩の下へ行ってみる。


ゴツい岩が現れ始めた。

桃岩?

正解!

駐車場に先客?

ダイナミックなアングルじゃの。

「桃台猫台」

登ってみるわー。

あれは?

「桃岩荘」
礼文島で有名なユースホステル

凄い崖の下にあるんかー。

改めてまして、こちらが桃岩っす。



地蔵岩があちらっす。


落ちたらさよならっす。

壮大な景色ですわー。

さてと、
香深港に戻り北を目覚す・・・の、前に今晩の食事どーしよーか?
北方面には食事処がなく、スーパーって呼べるものもない。
小さな商店も割りと早めに閉店になるらしい。
てな訳で、南の町(?)で夕食を確保して今晩はキャンプ飯にしよう。

やってきたのは、人生初「セイコーマート

島唯一のコンビニ。
通称「セコマ」
昨晩、稚内のセコマ店の前でキャッシングについて店員と会話はした入店はせんかった。

じゃから、これが初入店になる。
ドキドキ💓
お邪魔しまーす!

おーーー。
繁盛してんなー。

島じゃけー?って、訳でもないんじゃろーが、

やたら繁盛してる。
田舎のスーパーのコンビニ版?って感じ。
なんでも揃っちょる。

酒屋か?っちゅーくらい種類が豊富。

陳列待ちの量が半端ない。


普通のコンビニとどこが違うかって?

レジ袋が無料じゃったって事かの。
やっぱ、ここにもキャッシングなかったわー。

夕食を確保して、まずはキャンプ場へ。
北に向けて海岸沿いを走る。

それにしても、

海が綺麗じゃな。

メチャ澄んじょる。

山の方は霞んでんのか?

到着したんは「久種湖畔キャンプ場」


受付するわー。

管理人は複数おるみたいじゃが、今回対応してくれた人はえー方やったよ。
キャンプ場は、


なかなか綺麗。

風はやや強め。

名前通り湖畔にあるんわー。

炊飯棟にケビン?

ロッジ?

バンガロー?

なんかよーけー宿泊棟があるわー。
雨なら利用しちょったな。
コインランドリーはあるけど、

今日は使わんな。

シャワーは使おーかの?

ゴミも捨てれるわー。

早速、設営するわー。

ささっと、完成!

トマウントテントは設営がホンマ楽じゃわー。
ここに荷物を置いて、島北を散策するか?

目指すは「江戸屋山道」から。
北に向けて出発!

えー感じの海岸線を、


ひた走る。


ここを、

左折すると江戸屋山道のスタートライン。

急勾配を、

登ってく。
250ccにはちょっと厳しい坂?

登りきったトコで、

急に景色が開ける。

お!

おっ!

おーっ!

おーーっ!

おーーーっ!

おーーーーーっ!

ここメっチャ良い!!



うーーーん。
でも、ちょっと霧が邪魔じゃな。

更に進んで、




「トド島展望台」

この写真の撮影直後、大量の霧が発生する。
えー気分なんじゃけど、一旦仕切り直す事にするわー。

視界の悪い中、山道だけは通過する。
写真は・・・どーせ見えんけー後でえーわー。
先に島の最北端を行ってみるかー。

江戸屋山道から、少し北へ走ったトコが礼文島の最北端。

かつては「日本最北端」を名乗っちょったらしいが、良く良く調べてみると宗谷の方か北じゃったらしい。
それ以降「日本最北限」っていう謎の肩書きを名乗っちょる。

パーキングにバイクを停める。
結構風が強いわー。
観光客は・・・全然おらんな。
店舗があるんで寄ってみる。







食事も出来るお土産屋さん?
特別感はねーな。

岬の方に行ってみる。


ここが「スコトン岬」

正確にはスコトン岬展望台への入口。

遊歩道を歩いて展望台へ行くわー。

海が荒々しい。



断崖絶壁。

こんなトコ民宿がある?

よー建てたな。
振り返ると、



えー感じ。
到着!


えー景色ですな。

あれ?
ちーと霧が晴れてきた感じがする。
江戸屋山道まで戻ってみるか?

スコトン岬を後にする。



景色えーね👍️




山道はこの辺りか?







再アタックしてみるか?



さっきリタイアした場所で、

霧が完全に晴れた訳じゃないけど、パチリ。

そして先に進む。

こっからのルートは、

まさに圧巻。

北海道はオロロンラインこそが、

最高峰かと思っちょったが、

江戸屋山道も同等レベル。

何の為にこの道を作ったんかは解らんが、

設計者は天才じゃな。

山の尾根を渡る道は、

四国のUFOラインに似ちょるが、

似て非なるもの。

当たり前じゃが景色が違うし、

抜けが全く違う。

先に海が見えるっちゅーんがえー👍️

距離も全然違うけー、

終点が見えんのがえーわー👍️














ここが山道の終点。

いやー、えールートじゃったわー。
キャンプ場に戻るかー。

久種湖に戻る道中・・・ん?

何んじゃ?この道?

キャンプ場に戻る道すがら、広くて綺麗な道を発見。
どうやら西の集落へ向かう山越えルートみたい。
行ってみるかー?

何気に、

イイ景色。

多分ここが、

山越えルートの一番高い場所。

海へ抜ける道を下る。
メッチャよーない?





抜けた先には小さな港町。


海が抜群に美しい。

海の家?みたいなトコから出てきた地元民が話し掛けてきた。

礼文は観光客に対してフレンドリーじゃと思う。
「何処からいらっしゃった?」
「広島からです」
「ひ・広島?えーーーっ!」
この方に限らずやが、地元民に広島から来た事を伝えると大抵はこういう反応をする。
多分、広島県の位置関係が曖昧で広島=遠いトコって思もーちょるんじゃないじゃろーか?

この方の話じゃと、どうやらここも礼文島の有名な観光スポットらしい。
オススメの場所がこの先にあるらしいので行ってみる。
地元民さん、お達者で!

こっちかの?

遊歩道を少し登ると、

はい絶景!

更に登りますわー。


「澄海岬」到着!

スカイミサキ」と読むらしい。

誰も立ち入らんわー。

かなりの絶景っすな。

それにしても、

西側は風が強い。

一応、西側も端まで行ってみるが、


ここ?

行き止まりじゃないけど、

ずっとダートなんでここが最西端ね。

島の南北西の端行ったから東端が気になる。
割りと近いんで行ってみる事にする。

到着!「金田の岬」

後で地図確認したら、

ここは最東端じゃないかもしれん?

まぁ、えーかー。

商店らしきものも閉まっちょる。

正直、ここは全然大した事ない場所。
普通ならスルーするな。

それよりも、ここに来るまでに空港の看板を発見したんで行ってみるわー。
礼文島に空港??

小高い丘を登る。

景色がえーわー。

人工物が何んもない。

あーー?!なるほど。

廃空港ね。「礼文空港
ちょっと不気味な雰囲気。
夜なら絶対に来ん場所じゃわー。


ひと気は全くなくて、怖いくらいに静か。

立ち入り禁止なんじゃけど、飛行機は着陸せんじゃろーから入ってみる。

廃空港としては、なかなか綺麗な状態。


緊急時にはまだ使えそうじゃな。

セスナやヘリコプターくらいなら、イケるんじゃないかの?


景色がえーだけに、廃港にするんは勿体ないわー。


こんな綺麗なトコにある空港なんて、

全国探しても

そうそうお目に掛かれんと思う。

礼文に来たらオススメですな。

そろそろキャンプ場に戻らんと。

温泉に行ってもえーが、面倒くさいけー今日はシャワーにするわー。
キャンプ場のシャワーは時間制?

受付で支払いを済ますとタイマーを渡される。

時間厳守してねって事?
15分もシャワー浴びんって。

綺麗なシャワー室。
お陰様で綺麗になりましたわー。
ありがとうございました。

そろそろ夕食の準備をせんにゃーイケんが・・・
今晩は?

セコマのジンギスカンを喰らう。
北海道初のキャンプ飯なんで、ご飯も炊こうかの?

あーっ!?

ガスボンベの残量が少ないわー。
受付で購入出来んか聞いてみる。
・・・が、ボンベは販売しておらず、近くにホムセンもないらしい。
準備不足やったのー。

じかし、受付のおっちゃんはとても親切じゃった。
忘れ物?のガスボンベを探して恵んで貰った。
助かるわー。
忘れ物とはいえ残量はほぼ満タンで2個も頂いた。

ありがとー!
おっちゃん!

さて、夕食作りやね。

炊飯しちょる間に一杯やるわー。

宗谷のキャンプ場で貰ったビールにサッポロクラッシックのカロリーオフと、トカップワイン。

旨いわー。
ジンギスカンをフライパンにドバーっと移し、

炒める?煮る?

もやしを入れて、

更に煮る。

旨そー。
ご飯も、

上手に炊けました。
ご飯にのせて、

食べるわー。
SNSで好評だったセコマのジンギスカン
噂通り旨いわー。
コレお土産にするかのー?

キャンプ場の、

夜は更けていく。

今日もえー1日じゃったわー。

明日は香深発の1便で稚内に戻る予定。
1泊は勿体ない気もするが・・・

明日も楽しい1日になりますように。

おやすみなさい😌🌃💤


■走行距離
・81㎞/4:07
■ガソリン給油
・なし
■飲み物
・飲料水 ¥0
・ビール ¥260
・ワイン ¥331
■食費
・朝食) なし
・昼食) なし
・夕食) 自炊(ジンギスカン) ¥517
・その他) 豆パン ¥110
■宿泊
・キャンプ場 ¥600
■風呂
・シャワー ¥100
■洗濯
・¥0
■土産
・¥0
■観光
・¥0
■移動費
・フェリー ¥7570
■雑費
・¥0

【まとめ】
礼文島はなかなか見応えのある島。
島民の皆さんは観光客慣れしてる感じで、フレンドリー。
心残りはバフンウニが食べれんかった事。
「食」がメインの旅やないとは言え、残念と言えば残念。
もう少し礼文を楽しんでもえーんじゃけど、予報では明日から天気は下り坂。
フェリーが不通になるのは避けたいんで、取り敢えず帰る事にするわー。